第6回公演東京版

「わたし、ときどき」

シアターグリーン学生芸術祭Ｖol.12参加作品

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あらすじ

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東京、夏。

コンコースで中学校以来の再会を果たす二人の間には、

あまりにも時間が過ぎてしまって、ただ息を飲むばかりでした。

その日の夕方喫茶店で待ち合わせてみると、

ちづ子は婚約者を連れてきていました。

コーヒーカップに少し油が浮いています。

くるくると円を描くその薄汚さに

潔癖の私は、何も言うことができませんでした。

ちづ子は、何も変わっていなかったし、

私も、実は何も変わっていませんでした。

「佳子ちゃん、何も変わらないんだね」

そのあとの、たった二週間程の間に起きた出来事だったけど、

私たちの中では、少し、変わったのかもしれません。