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第7回公演

「クワッド・リフト」

あらすじ

少数精鋭の営業三課は、窮地に陥っていた。

他部署の謀略にまんまと引っかかってしまったのだ。

課長以下四名は考える。この事件の発端は何だ。裏で手を引く人間は誰だ。

そんな事と関係もなく、社内の野球大会は決勝戦を迎えていた。

土手に、缶ビールや、缶酎ハイ、パリパリと甲高い音を立てる輪ゴムの下には油ぎった唐揚げや磯辺揚げ。

大ピンチの通常業務を外に、顔を紅潮させ、むせかえるような酒気を辺りに漂わせながら、楽しげに野球観戦に興じる三人。

選手として参加している一人は、その様子を遠くに見て、はにかみながら、ネクストバッターズサークルに入った。

ごん、とぶつかる鉄球。

昏倒する選手。

当事者でいながら、当事者になりきれない三課の四人は、この時、初めてお互いがお互いを見つめ合うのでした。

第7回公演「クワッド・リフト」: テキスト

2019年8月14日(水)~18日(日)

IKSALON 表現者工房

―出演―

奥田Hiroka

酒井佑綺

濱本智博

よしおかみずき(劇団1mg)


―スタッフ―

脚本・演出:近藤輝一(黄色団)

舞台監督:高橋可奈(ハコボレ)

照明:内田達也(芝居処 華ヨタ)

制作:角居香苗(ハコボレ)

宣伝美術:浜本克弥(小骨座)

第7回公演「クワッド・リフト」: テキスト
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